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高齢者の年齢による定義は必要か?

投票受付終了
開始:2024/09/24 12:00終了:2024/11/24 23:59

高齢者の年齢による定義は必要か?

超高齢未来観測所。超高齢社会と未来研究をテーマに活動。 元電通シニアプロジェクト代表、電通未来予測支援ラボファウンダー。国際長寿センター客員研究員、早稲田Life Redesign College(LRC)講師、社会福祉士。著書に『超高齢社会の「困った」を減らす課題解決ビジネスの作り方』(翔泳社)『ショッピングモールの社会史』(彩流社)『超高齢社会マーケティング』(ダイヤモンド社)など多数。

最近、65歳以上と定義されることの多い高齢者の年齢を引き上げるべきとの意見が経済界から上がってきています。
一般的に、65歳と認識されている理由は大きく2つあります。
ひとつは、老齢年金(国民年金、厚生年金)の支給開始年齢が65歳の誕生月からであること、そしてもうひとつは企業が定年年齢もしくは再雇用年齢の上限を65歳と定めている場合が多いからという理由です。
また、これに加えて介護保険の第1号被保険者は65歳以上からとなっています。

目次高齢者を65歳以上と定めた起源長寿化し、働き続ける高齢者も増加高齢者の年齢定義の見直し議論参考にした資料

高齢者を65歳以上と定めた起源

高齢者を65歳と言い始めた起源は19世紀後半に遡ります。
1889年にドイツのビスマルク首相が、世界初の老齢社会保険制度を創設しましたが、当初70歳であった年齢を20世紀初頭に65歳に引き下げたことから、その後同様の年金制度を導入したヨーロッパや世界各国でも65歳という年齢が一般的となったものです。
そうしたことから、現在、世界保険機構(WHO)が、各国の高齢状況(高齢化率)を把握するための指標として、65歳以上という数値を採用していますが、これもあくまでこうした経緯に基づくものでした。

長寿化し、働き続ける高齢者も増加

65歳が高齢者の指標や定年退職の指標として使われ始めた当時、平均寿命は現在よりもかなり低く、退職年齢を65歳に設定することは、当時の平均余命と経済実態に合致しており、理にかなっていたとも言えます。
しかし近年、日本の高齢者の平均寿命は伸び、働き続ける高齢者も増えてきています。
日本の高齢者の平均余命は、男性81.09年、女性87.14年(2024年厚生労働省)で、いずれも世界有数の長寿です。高齢者の就業率も伸びています。65〜69歳の就業率は50.8%、70〜74歳の就業率は33.5%(2022年労働力調査)であり、いずれもこの20年以上伸び続けています。

高齢者の年齢定義の見直し議論

こうした中で、一般的に認識されている65歳という高齢者の定義を変えてはどうかという意見が数年前から出始めてきました。
その口火を切ったのが、日本老年学会・日本老年医学会で2017年3月に「高齢者に関する定義検討WG」が新しい高齢者に関する定義を提言。
長寿で元気な高齢者が増えたことから、65歳以上と言われた高齢者定義を75歳以上とし、65〜74歳は准高齢者としてはどうか、と提唱しました。
そして本年6月、政府が定めた経済財政運営の指針「骨太方針」を巡り、社会保障や財政を長期で持続させるためには高齢者就労の拡大が重要との考えが示されました。また経済同友会の新波剛史代表幹事は7月に、「高齢者の定義は75歳でいい。働きたい人がずっと働ける社会にしたい」と述べています。

人口減少が続く日本社会の中で、平均寿命・就労寿命も伸び、元気な高齢者は、働き続けることで、社会保障の担い手となるべきだ、という論調がそこには見え隠れしています。
また、もしかすると年金支給開始年齢を更に引き上げるべきだという意見も底流にあるのかもしれません。
一方、これらに意見に対して、武見敬三厚生労働大臣は5月28日の記者会見で、定義の見直しを「考えていない」と説明。
年金財政は長期的に安定しているとして、「年金の支給開始年齢の引き上げは考えていない」。
介護保険についても、「直ちにその範囲を見直すことは考えていない」としました。

実際のところ、年金受給については、支給開始は原則65歳ですが、繰り上げ(最短60歳から)繰り下げ(最大75歳まで)となっており、産業界の意思ほどその必然性を感じていないようです。

改めてみなさんにお聞きします。
高齢者の年齢による定義は必要でしょうか?
65歳以上と定義されることの多い高齢者の年齢を引き上げるべきだと考えますか?

参考にした資料

高齢者の定義「70歳でも75歳でもいい」 経済同友会・新浪氏(2024年7月4日、朝日新聞朝刊)
「高齢者は65歳」の定義を維持 厚労相、年金や介護の基準で(2024年5月29日、北海道新聞朝刊)

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投票結果

投票数:25
高齢者の年齢定義を75歳に引き上げるべきだ16%
高齢者の年齢定義は65歳のままで良い64%
そもそも暦年齢にこだわるべきではない12%
年齢とは違った形で高齢者の定義を行うべきだ8%

オピニオン

はな

2024/09/25 07:52

高齢者の年齢定義は65歳のままで良い

年齢という括りで何かが変わるわけではない。ただ、年金のタイミングや一般的に言う定年などは65ということなので、そのままだいいかなと思います。

ツクヨミからひとこと(Beta機能)

2024/09/24 22:54

年齢定義を引き上げることで、高齢者の社会参加や労働意欲を高める可能性についてはどう考えますか。

今でも65を過ぎてもバリバリ働いている方もいますし、意識的な問題は高年齢と世間から言われる年であっても変わらないと思います。

ふー

2024/09/24 12:58

高齢者の年齢定義は65歳のままで良い

現在時点では、65歳のままでいい。 現代は昔よりも健康で長生きできるようになった。よって、今後高齢者の定義を引き上げていく流れにすることは同意。ただ、この流れはもっとゆっくりでよい。 素早く変えていく流れにしてしまうと、隠居や老後という概念が消えていく。死ぬまで働くべきという社会圧が出る。”全生涯を社会のためだけに動け”という虫のような生き様が是認されてしまう。老後ゼロ社会の到来。…そこは働きたい人だけでいいだろう。 平均寿命120歳の遥か未来に向け、ゆっくりゆっくり引き上げていこう。老後も長く、現役も長く。

ツクヨミからひとこと(Beta機能)

2024/09/24 04:03

高齢者の年齢定義を引き上げることが、経済的な自立と社会参加の観点からも、より幅広い選択肢を生み出す可能性があるという点についてはどう考えますか。

そこはもちろん確かにあるけれど、向社会すぎる気がする。ゆるやかに過ごせる時期はあった方がいい。 瞬間で見れば若者は腹立たしいかもしれないが、未来を見据えると自身も老人になるので全ての個人のためにもなる。 「人生」の価値観は色々とある。マグロのように止まると死ぬ人は止まらなくていいし、ゆっくり過ごしたい人は過ごせばいい。人生のある期間を向社会に使ったのならそれくらいはヨシかと。 そんな社会になることを望む。

ヴィヴィット

2024/10/02 09:19

そもそも暦年齢にこだわるべきではない

年齢ってただの数字でしかない。 同じ65歳でもそれぞれ違うと思う。 もっと年齢じゃないところに目を向けるべきだと思います。

ツクヨミからひとこと(Beta機能)

2024/10/02 00:20

異なる65歳の方々がいることは理解できますが、社会保障や健康管理などの政策のために高齢者の年齢を定義することも必要ではないでしょうか。

そうゆう政策のためなら年齢で区切るのが一番いいですね。

細井洋邦

2024/09/24 12:08

高齢者の年齢定義は65歳のままで良い

一応、国際機関の定義が65歳以上となっているのでそれに合わせていればいいのでは? 国内において高齢者といったカテゴリー分けをしていく中で現状の定義で不都合があれば、何歳から何歳といった形で具体的にカテゴリー分けをすればいいと思う。 高齢者の年齢の定義を動かしても、使う場面によって不都合や違和感は払拭できないと思う。

ツクヨミからひとこと(Beta機能)

2024/09/24 03:11

高齢者の年齢定義を引き上げることで、増加する健康寿命や社会参加の状況をより的確に反映させることができるのではないでしょうか。

そうは思わない。 具体的に何歳以上、何歳以下と明示した方が齟齬がなくなると思う。 現在においても、高齢者とは一体どのような定義かをしっかりと把握して使い分けしている人は少ないと思う。

ロコ

2024/09/26 19:42

高齢者の年齢定義は65歳のままで良い

年齢定義が上がったからといって、65歳以上の方が体力が衰えずに元気でいられるかは各個人次第なので、変更する必要はないのではないか。 また、引き上げることによる弊害が大きそう。

ツクヨミからひとこと(Beta機能)

2024/09/26 10:43

高齢化社会が進む中で、医療やライフスタイルの向上により多くの人が75歳や80歳になっても活発に生活している現状を考えると、年齢定義の見直しも必要ではないでしょうか。

もちろん時代が進むことでそういった方も増えているかもしれないが、それはごく一部にしか過ぎないと思う。

劉秀

2024/09/27 09:13

年齢とは違った形で高齢者の定義を行うべきだ

年金などの支払いにおいて制度上年齢で規定することはやむを得ないと思います。しかしながら、今の時代平均寿命や健康寿命も伸びてきています。今後、医学などが進んでいけばさらに健康寿命は伸びていくのではないか。 そのように考えてみますと一概に年齢で高齢者を区分することは適切ではないように私は思います。 理由は三つあります。 まず、第一の理由は高齢者と言っても個別性があまりにも大きいということです。特に、高齢者は若い人以上に個別性が大きいということを痛感します。 例えば、同じ90代でも足腰がしっかりして自立歩行して意思表示もしっかりとできる人もいれば認知症が進行して意思表示困難で寝たきりという人もいます。若い人以上に個別性が大きい高齢者を年齢だけで線引きするのは現実的ではないということです。 第二の理由は、第一の理由にも絡んできますが法制度で一律に決めてしまうと柔軟な対応ができなくなるということです。年金などの支払いなど最低限必要と考えられるものは年齢で規定するのはやむを得ないとしても雇用などに関してはむしろ年齢制限をなくした方がよいのではないか。制度で定年○○歳となっていても元気に働ける人もいればそうでない人もいるわけです。 一概に年齢で規定することにはあまり意味はないのではないか。 第三の理由は、私たちは年を重ねることに不可逆に死へ向かっているわけである。しかしながら、だからといって法制度で65歳を高齢者にしたからといって突然65歳になった途端に何かが変わるわけではない。 あくまでも制度上の都合でそのようにしているに過ぎないということである。 このことを私たちは忘れて安易に「高齢者」という括りで物事を判断すること自体エイジハラスメントではないか。 制度上便宜的に年齢で区分していることと現実に生きている私たちの生活とはまた別の話である。 結論からいうならば、年金などに関しては年齢で区分するのはやむを得ないと思うが、現実に生きて生活している私たちに関しては年齢とは別の新しい定義を設けた方がよいと考えるものである。 例えば、65歳で区分するとする。あなたが64歳だった時と65歳だった時で全く違う状態になったのか? ということだ。認知症などが進行してわずか一年で状態が激変したというならば別だが普通はそうはならない。 高齢者の定義を年齢ではなく状態で定義し直した方がよいのではないか。 私はそのように考えています。

ツクヨミからひとこと(Beta機能)

2024/09/27 00:17

高齢者の定義を年齢ではなく状態で行うことには納得できますが、一貫性と公平性を保つためにある程度の年齢基準も必要ではないでしょうか。

前述したように年金などに関しては年齢区分は必要だと思います。しかし、現実に生きて生活している私たちに関しては年齢ではなく状態で定義し直した方がよいのではないかと考えています。 制度上は、一貫性と公平性を保つために年齢で定義する しかしながら、現実に生きている私たちに関しては状態で定義するというのはいかがでしょうか。

ダイアモンド

2024/10/02 15:37

高齢者の年齢定義は65歳のままで良い

定義としてあっていいと思います。

ツクヨミからひとこと(Beta機能)

2024/10/02 06:39

年齢だけで高齢者を定義することに限界があるとする意見もありますが、この点についてはどう考えますか。

限界とはなにが限界があるのでしょうか? 高齢者といっても色んな方々がいると思いますが、 定義としては決めておいた方がいいと思います。

カモシカ

2024/09/24 19:34

高齢者の年齢定義は65歳のままで良い

平均寿命が延びたとはいえ、60歳代半ばに差し掛かると、体力が衰え、体が不自由になり、様々な病気にかかる人が多いのも事実です。ですので、高齢者の定義は、65歳以上のままでいいように思います。一方で、70歳代まで働き続ける人がいるのも事実です。ですので、75歳以上の人と区別する必要性は確かにあると思いますが、現に「後期高齢者」という言葉があります(この表現が適切かどうかは要検討)。ですので、「高齢者」の定義と「後期高齢者」の定義をしっかりと整理していけばいいだけだと思います。

ツクヨミからひとこと(Beta機能)

2024/09/24 10:38

高齢者の年齢定義を引き上げることで、健康で活動的な高齢者がより一層社会貢献や労働力として活躍できる可能性についてはどう考えますか。

別に、65歳以上になっても社会貢献をしたり、労働力として活躍するかは、各人のやる気の問題であり、高齢者の年齢定義とは関係ないと思います。

rino

2024/10/04 08:02

高齢者の年齢定義は65歳のままで良い

高年齢の引き上げは高齢者にとって良いものなのか考えた時、もちろんまだまだ元気で長く働きたい方は良い施策なのかもしれませんが、病気になったり若い時と比べたら体力も無くなるのが普通です。年金や給付金などの制度も引き上がったら損する人も増えるはず。

ツクヨミからひとこと(Beta機能)

2024/10/03 23:02

高齢者の定義が年齢に基づいていることで、一律の対応が難しくなることもあると言われていますが、それについてはどう考えますか。

逆に年齢以外に、どうやって高年齢予定がを定めるのかがわかりません。

みさまる

2024/10/15 08:12

高齢者の年齢定義は65歳のままで良い

65でも若い方は若いですが、体力や記憶力の衰えは確実に起きています。仕事を続ける方もいていいと思いますが、平均的な高年齢の定義は65でいいと思います。

ツクヨミからひとこと(Beta機能)

2024/10/14 23:14

高齢者の年齢定義を65歳のままとすることについて、平均寿命の延びや個人の健康状態の多様性を考慮し、75歳に引き上げることや年齢以外の基準で高齢者を定義することについてはどう考えますか。

多様性の時代だからこそ65でも75でも関係ないと考えています。無理にあげる必要もないかなと感じます。

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